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ポーカーのルールを初心者向けに解説|テキサスホールデムの流れ・役の強さ・アクション

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目次
  1. テキサスホールデムはどんなゲームか
  2. 1 回のゲーム (ハンド) の流れ
  3. 1. ディーラーボタンとブラインド
  4. 2. プリフロップ
  5. 3〜5. フロップ・ターン・リバー
  6. 6. ショーダウン
  7. アクションの種類
  8. 役の強さ
  9. 同じ役どうしの比べ方
  10. 例で確かめる
  11. 実際のハンドで流れを見る
  12. 例 1:途中で全員を降ろして終わるハンド
  13. 例 2:ショーダウンまで行くハンド
  14. トーナメントとリングゲーム
  15. よくある質問
  16. 次の一歩

ポーカーにはいくつも種類がありますが、日本のアミューズメントポーカー店や大会で遊ばれているのは、ほとんどが テキサスホールデム です。この記事では、テキサスホールデムのルールを、1 回のゲームの流れに沿って説明します。

読み終えるころには、店の卓に座っても何が起きているかが分かるようになります。

テキサスホールデムはどんなゲームか

  • 1 つの卓に 2〜10 人ほどが座る

  • 1 人に 2 枚ずつ、自分だけが見られるカード (ハンド) が配られる

  • 卓の真ん中に、全員で使うカード (ボード) が最大 5 枚開かれる

  • 自分の 2 枚とボードの 5 枚、合わせて 7 枚から いちばん強い 5 枚 を選んで役を作る

  • 役の強い人が、それまでに全員が出したチップ (ポット) をもらう

勝ち方は 2 つあります。

  1. 最後まで残った人どうしでカードを見せ合い (ショーダウン)、役がいちばん強い

  2. 自分がチップを出したとき、ほかの全員が降りる (フォールド)

2 つ目があるのがポーカーの面白いところです。役が弱くても、相手を降ろせば勝てます。

1 回のゲーム (ハンド) の流れ

1 回のゲームを「1 ハンド」と呼びます。1 ハンドは次の順に進みます。

順番

呼び名

起きること

1

ブラインド

決まった 2 人が、カードを見る前にチップを出す

2

プリフロップ

全員に 2 枚ずつ配られ、1 回目のアクション

3

フロップ

ボードが 3 枚開き、2 回目のアクション

4

ターン

ボードが 1 枚増えて 4 枚になり、3 回目のアクション

5

リバー

ボードが 1 枚増えて 5 枚になり、4 回目のアクション

6

ショーダウン

残った人がカードを見せ合い、勝ち負けを決める

途中で 1 人を残して全員が降りたら、その時点でハンドは終わり、残った人の勝ちです。

1. ディーラーボタンとブラインド

卓には ディーラーボタン (「D」と書かれた丸い札) が置かれ、1 ハンドごとに左へ 1 席ずつ動きます。お店ではディーラーがカードを配りますが、ボタンは「この席がディーラーの役回り」という目印です。

ボタンの左隣の人が スモールブラインド (SB)、その左隣が ビッグブラインド (BB) で、カードが配られる前に決まった額のチップを出します。たとえば「ブラインド 100/200」なら、SB が 100、BB が 200 です。

ブラインドがあるので、毎回ポットに最初からチップがあり、それを取り合う形になります。ボタンが毎回動くので、全員が順番にブラインドを払います。

2. プリフロップ

全員に 2 枚ずつカードが配られます。自分のカードはほかの人に見せません。

BB の左隣の人から時計回りに、1 人ずつアクション (次の章) を選びます。プリフロップでは BB の 200 がすでに出ているので、参加するには最低でも 200 を出す (コール) 必要があります。

3〜5. フロップ・ターン・リバー

ボードが 3 枚 → 4 枚 → 5 枚と開くたびに、アクションがもう 1 周します。フロップから後は、ボタンの左隣 (まだ残っている人のうち最初の人) から アクションします。

同じ周で全員の出したチップがそろったら、その周は終わりです。

6. ショーダウン

リバーのアクションが終わって 2 人以上残っていたら、カードを見せ合います。

見せる順番は、リバーで最後にベットかレイズをした人からです。リバーで誰もチップを出さなかった (全員チェックした) ときは、ボタンの左隣から順に見せます。負けていると分かった人は、カードを見せずに捨ててもかまいません。

アクションの種類

自分の番が来たら、次のどれかを選びます。

アクション

意味

選べるとき

チェック

チップを出さずに次の人へ回す

その周でまだ誰もチップを出していない

ベット

その周で最初にチップを出す

その周でまだ誰もチップを出していない

コール

前の人と同じ額を出して参加を続ける

誰かがチップを出している

レイズ

前の人より多く出して、額を引き上げる

誰かがチップを出している

フォールド

カードを捨てて、このハンドを降りる

いつでも

オールイン

手元のチップを全部出す

いつでも

覚えておきたい決まりが 3 つあります。

  • レイズは前の上げ幅以上: 200 のベットに 600 へレイズしたら、上げ幅は 400 です。次にレイズする人は、600 + 400 = 1,000 以上にします

  • 降りたら戻れない: フォールドしたら、そのハンドではもう何もできません。出したチップも戻りません

  • オールインした人はそこまでの分を争う: チップが足りなくても、全部出せば最後まで参加できます。その人が勝ったときにもらえるのは、自分が出した額までの分です。それを超えた分は、ほかの人どうしで別のポット (サイドポット) にして争います

役の強さ

上ほど強い役です。7 枚のうち、いちばん強くなる 5 枚で作ります。

強い順に:ロイヤルフラッシュ > ストレートフラッシュ > フォーカード > フルハウス > フラッシュ > ストレート > スリーカード > ツーペア > ワンペア > ハイカード

数字の強さは A が一番強く、K・Q・J・10・9 … 2 の順 です。マーク (♠♥♦♣) に強さの差はありません。

ストレートでは、A を 1 として A・2・3・4・5 も認められます (これがいちばん弱いストレート)。ただし Q・K・A・2・3 のように A をまたいでつなげることはできません。

同じ役どうしの比べ方

  • 数字の大きい方が勝ち: ワンペアどうしなら、A のペアは K のペアに勝ちます。フルハウスどうしなら、3 枚の方の数字で比べます

  • 役が同じなら、残りのカード (キッカー) で比べる: 2 人とも A のワンペアなら、役に使っていない残り 3 枚を大きい順に比べます

  • 5 枚がまったく同じ強さなら引き分け: ポットを等分します

例で確かめる

ボードが K♠ K♦ 9♣ 5♥ 2♠ のとき

  • A さんのハンド A♥ 9♦ → K・K・9・9・A の ツーペア

  • B さんのハンド Q♣ Q♥ → K・K・Q・Q・9 の ツーペア

どちらもツーペアです。高い方のペアは 2 人とも K なので、低い方のペアで比べます。Q のペアを持つ B さんの勝ちです。

ボードだけでいちばん強い 5 枚ができてしまうこともあります。たとえばボードが 10♠ J♦ Q♣ K♥ A♠ なら、全員がこのストレートを使えるので、残った全員で引き分けです。

実際のハンドで流れを見る

ルールを読んだだけでは、卓の上で何が起きるかは想像しにくいものです。4 人の卓で、ブラインドが 100 / 200 のときのハンドを 2 つ追ってみます。分かりやすいように全員の手札を見せていますが、実際には自分の手札しか見えません。

例 1:途中で全員を降ろして終わるハンド

A がボタン、B がスモールブラインド (SB)、C がビッグブラインド (BB) です。

ブラインド
カードが配られる前に、B が 100、C が 200 を出します。ポットは 300 です。

プリフロップ
BB の左隣の D から動きます。

  • D:200 を出して コール

  • A:レイズ して 600 にする (Q♥ J♥ で勝負に出る)

  • B:フォールド (出していた 100 はポットに残る)

  • C:あと 400 を足して コール (600 にそろえる)

  • D:あと 400 を足して コール

全員の額が 600 でそろったので、この周は終わり。ポットは 100 + 600 × 3 = 1,900 です。

フロップ (K♠ 7♦ 2♣)
フロップからは、ボタンの左隣から動きます。B は降りているので、C からです。

  • C:チェック

  • D:チェック

  • A:1,000 を ベット

  • C:フォールド

  • D:フォールド

結果
A 以外の全員が降りたので、ここでハンドは終わりです。A はカードを見せずに、ポットの 1,900 をもらいます。ベットした 1,000 は、誰もコールしなかったので A に戻ります。

A の手札 Q♥ J♥ は、このボードでは役がありません。C は 9 のペア、D は 7 のペアで A より強い手でしたが、降りたので勝てません。役が弱くても、相手を降ろせば勝てる のがポーカーです。

例 2:ショーダウンまで行くハンド

次のハンドです。ボタンが左へ 1 席動き、B がボタン、C が SB、D が BB になりました。

ブラインド
C が 100、D が 200 を出します。ポットは 300 です。

プリフロップ
BB の左隣の A から動きます。

  • A:200 を出して コール

  • B:フォールド

  • C:あと 100 を足して コール

  • D:誰もレイズしていないので、追加なしで チェック

ポットは 600 です。

フロップ (9♥ 8♣ 3♦)
ボタンの B は降りているので、その左隣の C から動きます。

  • C:チェック

  • D:400 を ベット (8 のペアができた)

  • A:コール (9 のペアができた)

  • C:フォールド

ポットは 600 + 400 × 2 = 1,400 です。

ターン (K♠)

  • D:チェック

  • A:チェック

2 人ともチップを出さなかったので、ポットは 1,400 のままです。

リバー (9♠)

  • D:800 を ベット

  • A:コール (A は 9 が 3 枚になった)

ポットは 1,400 + 800 × 2 = 3,000 です。

ショーダウン
リバーで最後にベットしたのは D なので、D から手札を見せます。

  • D:手札 8♥ 7♥ → 9・9・8・8・K の ツーペア (手札の 8♥ とボードの 8♣ で 8 のペア、ボードの 9♥ 9♠ で 9 のペア)

  • A:手札 A♣ 9♦ → 9・9・9・A・K の スリーカード (手札の 9♦ とボードの 9♥ 9♠)

スリーカードはツーペアより強いので、A がポットの 3,000 をもらいます。

トーナメントとリングゲーム

お店で遊べる形式は、大きく 2 つあります。

トーナメント

リングゲーム (キャッシュゲーム)

始め方

開始時刻に全員そろって始める

空いている席に好きなときに座る

チップ

全員が同じ量から始める

自分で好きな量を用意して座る

ブラインド

時間がたつごとに上がっていく

ずっと同じ

終わり

チップがなくなった人から抜け、最後の 1 人まで続く

好きなときに席を立てる

結果

残った順位で決まる

席を立つときのチップの増減

はじめての人には、参加費が決まっていて流れの分かりやすい トーナメント がおすすめです。

よくある質問

Q. 手元の 2 枚を必ず使わないといけませんか。
A. いいえ。7 枚の中からいちばん強い 5 枚を選ぶので、自分のカードを 1 枚だけ使っても、まったく使わなくてもかまいません。

Q. 同じ役になったら、マークで勝ち負けを決めますか。
A. 決めません。テキサスホールデムではマークに強さの差がなく、5 枚の強さがまったく同じなら引き分けです。

Q. フォールドしたら、出したチップは戻ってきますか。
A. 戻りません。それまでに出したチップはポットに残り、勝った人のものになります。

次の一歩

ルールが分かったら、あとは実際に遊ぶのがいちばんの近道です。アミューズメントポーカー店では、お金を賭けずにテキサスホールデムを楽しめます。

はじめてお店に行くときの準備や当日の流れは、「はじめてのアミューズメントポーカー|行く前の準備から当日の流れ・マナーまで」でまとめています。